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療育と発達支援における放課後等デイサービスの役割

2019.07.09

7/15より弊社の放課後等デイサービスWillGOが始動します。これでまた、鹿児島市に新たな放課後等デイサービスが増えることで、障害をお持ちのお子様や生徒さん、そして保護者様が安心して過ごせる居場所をご提供でき、また少しでもお力になればと、放課後等デイサービスWillGOスタッフ一同、日々開所準備に奮闘しております。

その準備の中で専門知識を持ったスタッフや内覧会にお越し頂いた保護者様から療育や発達支援について言及されるケースが多く見受けられます。そのためこの記事では、療育発達支援から見た放課後等デイサービスの役割について考えていきたいと思います。

発達障害とは

皆さんは発達障害の定義をご存知でしょうか?

発達障害とは,「子どもが胎内にいるときから,出生直後の期間に生じた何らかの障害が,その子どもの生涯にわたり影響を与える場合を言う」と定義されており,脳性麻痺に代表される四肢体幹機能障害や知的障害,神経筋疾患,重症心身障害の他に、発達障害者支援法で定義された学習障害(LD),注意欠陥多動性障害(ADHD),自閉症,アスペルガー障害,広汎性発達障害なども近年含まれるようになったそうです。かなり幅広い疾患や症状が「発達障害」というワードにまとめられているという印象を受けます。

発達障害者支援法とは、文部科学省が特別支援教育について定めた法律で、その序文に目的として「発達障害者の心理機能の適正な発達及び円滑な社会生活の促進のために発達障害の症状の発現後できるだけ早期に発達支援を行うことが特に重要であることにかんがみ、発達障害を早期に発見し、発達支援を行うことに関する国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、学校教育における発達障害者への支援、発達障害者の就労の支援、発達障害者支援センターの指定等について定めることにより、発達障害者の自立及び社会参加に資するようその生活全般にわたる支援を図り、もってその福祉の増進に寄与すること」を挙げています。

放課後等デイサービスWillGoでは、発達障害の事をその子の個性・オリジナリティーとしてとらえております。ただもしその個性によって学校でリラックスできない、周りの友達と比べると少しだけ勉強についていくのに時間がかかる等々の悩みを持つことがあるかもしれません。放課後等デイサービスWillGoでは、そのような時に少しでもお力になりたいという志を持つスタッフが集まっています。放課後等デイサービスWillGoでは児童福祉の知識と経験が豊富なスタッフが、生徒さん一人ひとりのペースに合わせて個性や特性を良い方向に伸ばせるように支援してまいります。

引用 発達障害者支援法

療育とは

療育という言葉も様々な要素が含まれているワードです。

療育とは何かを簡潔に説明すると「お子様の特性に合った支援をすることで、お子様の発達段階に応じた知識や技術を教える」というような感じでしょうか。

鹿児島市のサイトでも「療育を必要とするお子さんが通園して、日常生活における基本的動作の指導と集団生活に適応していくための支援」とされています。放課後等デイサービスWillGoでも、小学校低学年・中学年・高学年や中学校、高校の生徒さんに合わせたプログラムをご用意しております。

また、療育という言葉に、厳しくしてでも障がいや特性を克服するという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。療育の重要な点は、無理矢理に発達を促すことではなく、生徒さんが楽しく、それぞれの長所や得意なことを伸ばせるような指導と環境づくりにあると放課後等デイサービスWillGoでは考えております。そのために生徒さん一人ひとりと良い信頼関係を築きながら性格や個性、得意なことを把握し、苦手と思っている事に対しても苦手意識をなくし、「今は少し難しい」ことも少しでも「得意と言える」方向に伸ばしていきます。

また通われる生徒さんだけでなく、その保護者様にとって大切な場所であるために、放課後等デイサービスでの成長記録や課題を共有し、些細なことでも構いませんので子育てのお悩みなどありましたら、それを一緒に解決していくことも「療育」の重要なファクターとしてWillGoでは考えております。

対象者

少しだけど発達が緩やかで、もしかしたら…と思われている、もしくは次に示したリストに当てはまるのでは、と感じられるのであれば、是非一度放課後等デイサービスの専門スタッフにご相談下さい。次に示すリストの項目はあくまでも参考にして頂ければ幸いです。

  • じっとしているのが苦手
  • 準備や時間管理が苦手
  • 空気がよめない
  • 周囲が気になり集中できない
  • こだわりがあり学習にも偏りが多い
  • 文章を拾い読みしてしまう
  • 意外なことで突然癇癪を起す
  • 言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
  • 不登校で勉強が遅れている
  • 整理整頓が苦手
  • 朝の準備に時間がかかる

放課後等デイサービスで行う具体的な支援内容

放課後等デイサービスWillGoでは、スムーズな社会生活への移行を実現するために、学生である小中高生の段階から将来の自立のために必要なことや役立つことを楽しく学ぶだけでなく、それぞれの個性や得意分野を伸ばし、将来に向けて着実にステップアップできるような療育プログラムを準備しています。また、WillGoには幅広い年齢層の生徒さんがいらっしゃいます。その集団生活の中でコミュニケーションを取りながら、自分で決める力や断る力などの自己決定場面、支持への対応(「報・連・相」の訓練)などの社会性スキルをSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)を通して育てます。

 

発達が緩やかなお子様やその保護者様のために、楽しく安心して過ごせる居場所を提供したい、という思いで開所準備を進めております。また「WillGo」には自分の意志を持って、未来へ向かってたくましく自立して生きていくための準備をしよう!という意味も込められています。鹿児島市中央駅にほど近い、交通事情の良い便利な場所に放課後等デイサービスWillGoはあります。鹿児島市の放課後等デイサービスWillGoではお子様とその保護者様に負担を少しでも減らすべく鹿児島市内の学校からとご自宅への送迎を行っております。ご興味のある方は是非一度ご連絡下さい。