なぜプログラミングを学ぶことがいいのか?【放課後等デイサービスWillGoの療育】
2019.08.07
WillGoでは療育の一環としてプログラミングの学習を行っております。
プログラミングが義務教育化する未来がすぐそこまできています。
そこで今回は『なぜプログラミングを学ぶことがいいのか?』を説明していこうと思います。
プログラミングを学ぶ最大のメリットは『論理的な思考が身につく』です。
昨今よく聞く言葉の一つではありますが、そもそも『論理的な思考』とは主に2つの能力があることです。
・説明能力
・問題解決能力
ここで注意するのは
プログラミングを学ぶ = プログラミングのやり方を学ぶ
のではなく考え方を学ぶということです。
それではそれぞれ説明していきます。
説明能力
一言でいうとすると物事を筋道立てて説明する力のことです。
私自身を例にして説明していきます。
例1)
私はパソコンでの文字入力が速いです。
例2)
私はパソコンでの文字入力が速いです。
なぜ速いの一言で表すと理由は2つあります。
一つは高校~社会人になるまでオンラインのパソコンゲームで毎日のようにチャットで会話をしていたので自然と速くなりました。
もう一つが最近はあまりやっていませんが毎日5-10分ほど文字入力の練習をしてホームポジションとキー配列を覚えたためです。
2つを見比べたら一目瞭然ですが、例1では事実しか述べていません。
例2は事実に対して要因・根拠も述べているので、なぜ『パソコンでの文字入力』が速いのかというのがわかります。
問題解決能力
文字通り問題を解決する能力ですが、ここでの能力とは解決のための技術ではなく『問題を解決するために何が必要か、何をすればいいのか』を考える力のことです。
今度は上記の例とは逆に『パソコンの文字の入力が遅い』という問題をどうやったら解決できるか、を考えてみます。
まずは目標(ゴール)を設定します。
目標
入力を速くしたい
ここから考えていくわけですが、最初から速くする方法ではなく『なぜ現状遅いのか』、要因の深堀りをしていきます。
要因
・指一本ずつで打っているから
・キーボードを見ながら打っているから
2つの要因があることがわかりました。
この2つの要因をさらに深堀してきます。
要因の深堀り
・指一本ずつで打っているから
なぜ? → どの指をどう使っていいのかわからないから
・キーボードを見ながら打っているから
なぜ? → キーボードの配列を覚えていないから
ここまで深堀りしていくとここを解決したらどうにかなるんじゃないかというところまでたどり着きます。
解決策
次はどうやってこの2つの問題を解決するかを考えます。
解決策をインターネットで調べてみると『ホームポジション』というキーワードが出てきます。
※ホームポジションとは効率的に入力するための基本的な指の配置
今回の問題の解決するために必要なことは
ホームポジションを覚えて、どの指でどのキーを押すべきかを覚える
になります。
まとめると下記のようになります。
問 題:入力が遅い
目 標:入力を速くしたい
要 因:指一本ずつで打っているから
なぜ? → どの指をどう使っていいのかわからないから
キーボードを見ながら打っているから
なぜ? → キーボードの配列を覚えていないから
解決策:ホームポジションを覚えて正しい指の使い方を覚える
最後に
プログラミングを学ぶことにより説明能力と問題解決能力が身につくことがわかっていただけたと思います。
これからお子様たちは自分自身の障害や特性の説明や様々な問題を解決しなければならなりません。
その時にWillGoで学んだことが少しでもお役に立てればと思い今回記事を書かせていただきました。
稚拙で長い文章を読んでいただきありがとうございました。